ペイズリーの象徴をデボス加工で刻む!
紀元前から人類が愛してきた伝統的な文様、"PAISLEY(ペイズリー)"。その起源は地中海沿岸地域の豊かさを象徴するナツメヤシ、あるいは古代ペルシャで「生命」や「永遠」を象徴する神聖なモチーフ"BOTEH(ボテ)"にあるとされる。19世紀にスコットランドのペイズリー市で量産されたことからその名が定着し、世界中へ広まった。
アメリカでは、カウボーイや労働者のワークウェアとして、また1960年代にはヒッピーカルチャーの中で流行。さらに70〜80年代のLAではギャングたちがチームカラーとして掲げたことで、「反骨精神」や「タフネス」の象徴へと変貌を遂げた。その後、90年代のレジェンドラッパーたちがファッションへと昇華させ、現在ではウエストコースト・カルチャーに欠かせないアイコンとして君臨している。
今回は、その歴史あるパターンを"キング・オブ・キックス"こと"AIR FORCE 1(エアフォース1)"に落とし込んだ一足が登場。これまでのペイズリー柄の生地をパッチワークのように配置する手法とは一線を画し、本作ではフルスエードのアッパーに直接デザインを施すアプローチを採用。ペイズリー特有のティアドロップやスターのモチーフをデボス加工で深く刻み込み、立体的で高級感のある表情を作り出した。カラーリングはアッパーからソールに至るまで、深みのあるブラウンのワントーンで統一。素材の質感と陰影だけで柄を魅せる、シンプルでありながらも圧倒的な存在感を放つ仕上がりとなっている。
日本国内では2025年12月29日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は18,150円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












