ゴルフ“禁止令”を皮肉る一足!
全英オープンの前哨戦として、毎年世界のトッププロが集う、スコットランドの伝統的なトーナメント"SCOTTISH OPEN(スコティッシュオープン)"。その開催を祝し、"NIKE(ナイキ)"から、特別なコンセプトを宿した"AIR MAX 90 GOLF(エア マックス 90 ゴルフ)"が登場する。本作が描くのは、ゴルフというスポーツが、かつて王命によって禁止されていたという、皮肉に満ちた歴史の1ページである。
15世紀のスコットランドに遡る。当時の国王ジェームズ2世は、国防に不可欠な弓の練習を国民が怠り、ゴルフに熱中していることを問題視。1457年、ついにゴルフ禁止令を発布した。しかし、そのおよそ50年後、皮肉にも国王ジェームズ4世自身がゴルフに夢中になり、禁止されていた娯楽は“王家のスポーツ”へと昇格。スコットランドの国技として発展するきっかけとなった。本作は、そんな歴史の皮肉と、スポーツの持つ抗えない魅力をデザインに落とし込んでいる。
そのコンセプチュアルなストーリーは、シューズのディテールに巧みに表現されている。アッパーには、王侯貴族の装飾文化を思わせる、オーストリッチの型押しレザーと、フローラル柄のシルクジャカードを採用。セイルカラーのレザーにはメタリックゴールドのフレークが散りばめられ、高貴な雰囲気を醸し出す。そして、シュータンとインソールには、"禁止令"を皮肉るように、"GOLF"の文字に打ち消し線を加えた、ユニークなプリントが施されている。小さなジュエルスウッシュも、その豪華なデザインを一層引き立てる。
海外では2025年7月17日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$155。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。