Y2Kの異端児、迷彩を纏いストリートへ!
1990年代末期から2000年代初頭にかけて、"NIKE(ナイキ)"の革新的なデザイン企画"ALPHA PROJECT (アルファプロジェクト)"が生み出した数々の実験的モデルたち。その中でも、1999年に登場し、シューレースを完全に覆い隠すジップ開閉式のシュラウドと、ネオプレンブーティ構造という、独創的なデザインで当時のスニーカーシーンに衝撃を与えたのが "AIR MAX SUNDER (エア マックス サンダー)"。ソールユニットには、軽量なファイロン素材を採用し、フォアフットとリア、それぞれにビジブルエアを搭載。TPUシャンクが安定性を提供し、スタイリッシュなルックスの中にハイエンドなテクノロジーが詰め込まれている。"AIR MAX SUNDER"が再び大きな注目を集めるきっかけとなったのが、2022年のパリ・ファッションウィークで発表された"COMME DES GARÇONS HOMME PLUS (コム デ ギャルソン・オム プリュス)"とのコラボレーションだ。ランウェイで再解釈されたその姿は、オリジナルを知る世代だけでなく、新たな世代のスニーカーヘッズやファッショニスタたちの心をも掴み、再評価の機運を一気に高めた。
今作ではミリタリーカモフラージュとY2Kフューチャリズムが融合。アッパーの主役は、深みのあるコートブルーを基調としたカモフラージュ柄がプリントされたネオプレン素材。その上を覆うジップ付きのシュラウドを開けると、そこには「6453」という謎の数字が現れる。これは、ナイキの世界中のオフィスの電話番号の最後の4桁であり、キーパッド上でアルファベットの"N-I-K-E"を表すという、遊び心あふれるギミックを搭載。マッドガードには通気孔を兼ねたスクエアパターンが並び、素材にはリフレクティブ加工が施されているため、暗闇で光が当たるとシルバーに輝き、その存在感をアピールする。アクセントとして、ブラックのヌバックやラバーストラップが全体の印象を引き締めている。
海外では2025年夏にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$180。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。