1996年のハイテクブーム全盛期に誕生し、強烈なインパクトと共にシーンを席巻した"AIR MORE UPTEMPO(エア モア アップテンポ)"。デザイナー"WILSON SMITH III(ウィルソン・スミス・III)"が手掛けた一足は、サイドを覆うように配置された巨大な“AIR”のレタリングと、当時最大のボリュームを誇るビジブルエアが特徴。ポップアートやグラフィティからの影響を受け、90年代の「目立つことが正義」というカルチャーを体現するかのようなデザインとして生まれた。
コート上では1996年のアトランタオリンピックで、ドリームチームIIIの"SCOITTI PIPPEN(スコッティ・ピッペン)"が着用し、瞬く間にスニーカーファンの視線を集めると、その後ストリートでの高い評価が拍車をかけ、ファッションアイコンとして確固たる地位を確立。2024年にはローカット仕様のライフスタイルモデルがデビューし、さらに多様なバリエーションを展開している。
今作は白いアッパーを基調に、サイドを飾る立体的な“AIR”ロゴをグリーンで彩色。大きなビジブルエアはクリアに仕上げ、爽やかでクリーンな見た目を際立たせている。従来の重厚感を持ちながらもサマーシーズンにぴったりな軽快さを感じるカラーリングで、"AIR MORE UPTEMPO"の新たな一面を提案している。
海外では2025年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$160。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。