1995年に“NIKE(ナイキ)”の最高峰テクノロジーを携えて登場した、伝説のランニングシューズ、“AIR MAX 95(エアマックス95)”。従来のランニングシューズとは一線を画し、前足部とヒールにビジブルエアを搭載した画期的な構造で、抜群のクッショニングを実現。デザイナー“SERGIO LOZANO(セルジオ・ロザーノ)”は、オレゴンの風光明媚な土地や雨に浸食された地面、さらにはグランドキャニオンの地層などをイメージし、そこから人体構造へと発想を展開した。シューレースの構造をあばら骨、アウトソールを背骨、メッシュとスエードのアッパーを筋繊維に見立てるなど、ユニークなディテールが詰め込まれている。
日本では著名人の着用が雑誌やメディアで取り上げられ、瞬く間に社会現象を巻き起こすほどのブームに。アフターマーケットでは数十万円で取引されるケースも珍しくなかった。現在でもオリジナルカラーが復刻されるたびに争奪戦に発展し、エアマックスシリーズを象徴する一足として根強い人気を誇る。雨や地層、人体構造など多彩なインスピレーションから生み出された“AIR MAX 95”は、デビューから数十年を経ても色褪せることなく、次世代のスニーカーファンをも虜にし続けている。今回は重厚感あるモノクロームカラーで構成。サイドのグラデーションボーダーは、デザインソースとなった地層をイメージしたグラフィックをプリント。また格子状やシボレザー、リフレクティブなど素材感を変更することでさりげなく表情に深みを作り出している。
海外では2025年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$190。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。