“NIKE(ナイキ)”の歴史を語る際に欠かせない存在、“CORTEZ(コルテッツ)”。1967年、オレゴン大学でコーチを務めていた“BILL BOWERMAN(ビル・バウワーマン)”が、教え子たちにライバルより速く走れるシューズを提供しようと開発を進めたのが原型だ。当時はまだ“NIKE”が誕生する前で、“ONITSUKA TIGER(オニツカタイガー)”の代理店を通じて“TIGER CORTEZ”としてリリースされていたが、後に独立してサイドにスウッシュを配した“NIKE”モデルへと進化を遂げた。
最大の革新は、硬さの異なるフォームを組み合わせた厚みのあるソール。高いクッション性と衝撃吸収性を両立し、それまでのランニングシューズの常識を覆した。また、ヘリンボーンパターンのアウトソールが抜群のグリップ力を生み出し、ランナーに未体験の快適性をもたらした。つま先や踵には補強を加え、丸みを帯びた独特のシルエットが完成。そのシンプルかつスタイリッシュなデザインはファッションアイテムとしても高い人気を博し、誕生から50年を超えた現在も新しいカラーが次々と登場し、多くのファンを魅了し続けている。
今回は、発売当時のスポーティなスタイルを色濃く反映した一足が登場。ナイロン製のアッパーをブルーで統一し、スウッシュにはイエローを配して鮮やかなコントラストを演出。レトロな魅力が際立つ軽快な仕上がりとなっている。
日本国内では2025年3月14日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は12,430円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。
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