今なお色褪せない独創的なシルエット!
2001年に誕生した"コービー・ブライアント"の2作目のシグネチャーモデル、"KOBE 2(コービー2)"こと"CRAZY 2(クレイジー 2)"。発売当時から異色作として名を馳せ、その大胆なデザインは自動車界を代表するスポーツカー、"アウディ TTロードスター"の流麗なボディラインからインスピレーションを得ている。バスケットシューズとしては極めて斬新なフォルムを持ち、アッパーは縫い目のほとんどない一体成型の合成皮革で覆われ、外観はまるで未来的なコンセプトカーを連想させる。シューレースや"ADIDAS(アディダス)"の象徴であるスリーストライプスは極限まで控えめに配され、厚みのあるミッドソールには深い溝が刻まれている。シルバーを中心にメタリックな光沢をまとったカラーリングは当時、「火星のブーツ」と評されるなど、シューズの枠を超えた異質な存在感を放った。一方、この革新的なデザインは賛否両論を巻き起こし、コービー自身がシーズン中に着用をやめるなど、話題性にも事欠かなかった。2001-2002年シーズンのコービーはまさにキャリアの絶頂期にあり、NBAオールスターゲームで自身初となるMVPを獲得、レイカーズを3年連続のNBA王者へと導くなど、眩いばかりの輝きを放っていた。そんな栄光の裏で、コービーが自らのシューズに対するこだわりを再確認するきっかけにもなった、伝説的かつ物議を醸したモデル、それが"クレイジー 2"である。今回は濃いグレーでモダンな印象を際立たせた新色がスタンバイ。adidas のロゴが入ったつま先部分はやや明るいグレーの色合いで構成。タンとレースアップを隠すタンカバーとカラーの周囲には、パンチング加工が施されたブラックレザーを使用。重厚感あふれるシルエットとなっている。
海外では2025年6月1日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は$160。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。